⑤産業界におけるロストワックス法の工程

産業界におけるロストワックスの製作プロセスは一般的には
⓵製品型製作➡⓶ゴム型製作➡⓷ワックス型製作➡⓸石膏型製作➡⓹注湯(銀を流し込む)⓺銀製品取り出し→⓻銀製品仕上げ
となります。
作りたい製品の形状の空間を作っておきその空間に銀を流し込み、製品にするというわけで、プロセスは極めて単純です。
産業界ではいろいろな製品が鋳造という工法で製造されています。この鋳造という方法は、砂の中に製品と同じ形状の摸型(木で作ることが多いですが、金属での摸型が多くなっています)を埋め込み砂を十分に固めてから砂型を上下に開いて摸型を取り出して砂の中に製品となる空間を作りそこに溶かした鉄とかアルミニュウーム、を流し込んで製品を作る方法です。この鋳造のプロセスとロストワックス法は基本的には同じ工程となります。違うのは空間を作る方法が違うと言ったらいいかと思います。木で作る摸型の代わりにワックス(蝋)で原型を作ります。従来の工法ですと例えば原型があるとすればそれを砂の中に入れ、砂を固めてから上下に開いて原型を取り出さねばならないのですが、ロストワックス法はその原型を取り出すことが不要となるわけです(原型はロウ・・蝋・・でできていますので200度程度の温度で原型が溶けてで流れ出てしまいますので)。原型を取り出さなければならないとのことは大変な制約でしたがそれがなくなるわけです。
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また木で原型を作るといっても精巧に作ることは大変なことでした。それこそ彫刻の技量が必要となり、削りすぎたりすると製品にすることが困難になるなど大変でしたが、蝋型は蝋がロウソクと同じ材料なので柔らかく精巧な形状の形にすることが容易にできます。また削りすぎた場合でも蝋を付け足すことで修復が容易にできます。そうしてその精巧に作成した原型とほとんど同じ製品ができるのですからロストワックス法は極めて優れた鋳造方法というわけです。当然後工程のことを考えねばなりません。銀製品を作っているわけですが銀を流し込むときに流し込むことができないといったような形状では困るわけです。それらを考えながら作るわけですが後工程では静圧鋳造(精密鋳造)という工法が確立されかなり相当高いレベルで蝋型と同じ製品を作ることができるです。
静圧(真空)鋳造機真空スカル、湯口

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