⑦原型を複数製作するための「ゴム型」の製作方法

蝋(ワックス)で原型を作る方法は1個1個作る場合とゴム型という型を作り複数の原型を作る方法があります。ゴム型を製作してのそのゴム型に蝋を流し込む方法は、同じ製品を複数製作するときに極めて有効です。
ゴム型を作る方法はシルコーンと呼ばれる液体に製品の原型を埋め込んでおいて、固まったシルコーンを二つに割って原型を取り出してて空洞としたシルコーン型を製作します。
シルコーンシルコーンシルコーン
ふたたびゴム型を合わせ、そこに溶かしたワックスを流し込むと原型と同じものが複製されます。
このゴム型は何度でも使えますので、同じ要領でワックスを流し込んでやれば原型の複製がいくつも作れます。その複製された原型をキャストすれば同じものがたくさん作れる、というわけです。ただし注意点があります。通常ゴム型を作って製品化すると、原型よりも少し(10%程度か)縮小するということです。しかし工業用製品のように寸法精度が0.5mm単位まで要求されるような製品では留意せねばならないのですが、例えばアクセサリーのような商品の場合はさほど心配はないです。アクセサリーは見た印象で全体の形状が重要ですので全体に少し小さくなっただけで、なさほど心配はありません。実際に製品を見比べても外観上ほとんど差が見られないレベルの話です。ゴム型の材料はシルコン系型取り材が使われることが多いです。
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インターネットで手に入れることができますが色々種類がありますので留意して仕入れる必要があります。シルコンの中に原型を入れてからシルコンが硬化するまでの時間が20分と短いものもあれば1.5日と長くかかるものもあります。
シルコーンシルコーンシルコーン

固まるまで待てないというときに硬化時間の短いシルコーンを使用します。シルコーンに原型を入れて固まるのを待ちますが、シルコンの流動性が良いため、固まるうちに原型が下の方に降りてきてしまいます。そうするとゴム型で肉厚不足の部分が発生しゴム型として使用できなくなります。その対策として原型が下に下がらないように、例えば硬い丸棒のようなもので支えておきます。この丸棒はできるだけ細い方が良いのですが、直線を保持する力がないと役に立ちません。そこで私は超弾性形状記憶合金を使用しています。この超弾性形状形状記憶合金なら線形が0.7ミリでもしっかりと原型を支えてくれますので重宝しています。
シルコーンシルコーンSMA

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